◆「共用部分」と「専有部分」
賃貸物件の契約の際、「共用部分」や「専有部分」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
マンションやアパートなどの共同住宅の住む場合、この共用部分と専有部分を何なのか知っておくことは賃貸借契約上、非常に重要となります。
本日は共用部分と専有部分についてお話していこうと思います。
◆共用部分とは?
共用部分とはそのマンションやアパートの住民で共有する部分のことを指します。
その建物のオートロックや宅配ボックス、駐輪場や駐車場、敷地内のゴミ置き場などみんなでシェアする建物の部分や、付帯設備のことですね。
この共用部分は結構細かいところまで実は定められていますが、これは以下で専有部分をご説明した後にお話ししたいと思います。
◆専有部分とは?
専有部分とは、名前のとおりですが、個人が専有して使用できる部分のことを指します。簡単に言えば、借りるお部屋の中のことです。
お部屋はもちろんですが、クローゼットやシューズボックスと言った収納や、キッチンやお風呂、トイレなど設備も専有部分に含まれます。
なお、バルコニーや窓ガラスについても専有して使用できる部分ではあるのですが、厳密にいうと専有部分には当たらず、実は共有部分(専用使用部分)になります。これはバルコニーは火災時などに避難通路となるため、そのような決まりとなっています。
◆共用部と専有部で管理が異なる
共用部分と専有部分で管理会社が異なることがあります。
特に分譲マンションであった場合は、共用部分と専有部分とで管理会社が異なるパターンが多いです。
なので、設備等に不具合が起きた際も共用部分か専有部分かで連絡先が異なる場合があるので、把握しておくようにしましょう。
なお、管理会社の連絡先については重要事項説明書などに記載があります。
◆管理費や共益費は共用部分の管理に用いる
賃貸物件には家賃以外の月額コストとして管理費や共益費がかかる場合がありますが、この費用は共用部分の管理に用いられます。
ですので、共用部分の設備などが多かったりすると、維持・管理のために定期的に点検をしたり、修理をしたりする費用がかかってきます。また、管理員さんや専属の清掃員さんがいる物件など人件費がかかる場合も管理費や共益費で充当していくので、「共用スペースや設備の充実=管理費や共益費が高くなる」と心得てください。
マンションタイプの物件は管理費や共益費が高くなり、アパートタイプの物件は管理費や共益費が安くなる傾向にあります。
なお、管理費や共益費については以前に記事にしていますので、以下のリンクよりご参照ください。
◆まとめ
賃貸物件には共用部分と専有部分があり、それぞれ管理が異なる場合があるということは覚えておいてください。
なお、バルコニーは共用部分になるとご説明いたしましたが、バルコニーの使用については消防法という法律の関係もあり色々と制限がありますので注意が必要です。
なお、消防法については以前に記事にしていますので、以下のリンクよりご参照ください。
バルコニーや共用廊下に物を置いてはいけない!~知っておきたい消防法
アブレイズ・コーポレーション東京駅本店では設備や共用部分についても詳しくご説明するようにしております。ご不明点などあればお気軽にご相談下さいませ。
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