◆東京メトロ有楽町線と南北線の延伸
2022年3月に東京メトロ有楽町線と南北線の延伸が正式に国土交通省から事業許可を受けました。
これにより有楽町線と南北線の延伸はかなり具体的になってきました。
本日はこの2路線の延伸と、それにより東京の賃貸物件はどうなっていくのかお話していきたいと思います。
まずは、具体的にこの2路線がどこからどこまで伸びるのか見ていきましょう。
◆有楽町線
有楽町線は豊洲から住吉までの4.8kmの延伸を予定しています。
途中、東西線の東陽町を経由し、開業は2030年代半ばを目標としているとのことです。
東京東部と臨海部や都心部へのアクセス向上、豊洲や東京スカイツリーといった観光拠点へのアクセス向上を目的としているほか、東陽町での乗り換えにより東西線の混雑緩和も期待されています。
なお、現状で江東区内を南北に縦断する地下鉄路線はなく、バス輸送に頼っていたところが、直接地下鉄で結ばれ便利になるほか、豊洲~東陽町間、東陽町~住吉間にそれぞれ新駅が開業する計画となっており、それらの駅の近くに住んでいる人も便利になります。
◆南北線
南北線は白金高輪から品川までの2.5kmの延伸を予定し、開業は有楽町線と同じ2030年代半ばを目標としています。
六本木や赤坂と言った都心部から品川とのアクセス向上を目的としています。現在も羽田空港へのアクセスがしやすく、東海道新幹線が接続している品川駅ですが、将来的にはリニア中央新幹線の始発駅となる予定もあり、インバウンドにも対応したい思惑があるのと同時に、品川の再開発ともあわせ品川駅のターミナル化を図る思惑もあるようです。
現状では途中駅の設置は計画されていないので、たった一駅の延伸ですが、リニアなどの計画も合わせて考えるとその需要は高いと言われています。
品川駅は地下鉄が乗り入れておらず、都心部に向かうには一度、山手線に乗ってから乗りかえていたものを地下鉄で直通できるのはかなり大きなメリットでしょう。
◆賃貸物件はどうなる?
新しい鉄道路線の開業や既存路線の延伸は今までも賃貸不動産に新しい需要をもたらしてきました。
今回の2路線の開業により、交通の利便性はもちろん、周辺の商業に関しても活性化が見込まれることから、賃貸にも大きな需要を生み出すと考えられます。
有楽町線、南北線ともに賃貸物件の需要を高めるものと思われますが、特に有楽町線の延伸は新駅も計画されているのもあり、東西線や半蔵門線と言った接続路線の沿線エリアを含めて、かなり大きな効果があると考えられます。
開業はまだまだ先ですが、江東区は今後も目が離せないエリアとなります。
◆まとめ
新しく鉄道路線ができれば、その土地の利便性が上がり、それにより不動産の取引も活発になるため、昔から不動産と鉄道という繋がりが深いものです。
東京では、まだ新線の計画があり、まだ事業許可が出たわけではありませんが、つくばエクスプレスや都営大江戸線の延伸などの計画もあり、今後も新たな需要が生まれていく可能性があります。
アブレイズ・コーポレーション東京駅本店では、有楽町線や南北線の沿線をはじめ東京都区内各エリアの賃貸物件をご紹介が可能です。皆様のご希望のエリアをお伺いしながらの物件のご提案もできますので、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談下さいませ。
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