◆ディスポーザーとは？
ディスポーザーという設備のついている物件をたまーに見かけますよね？
あのディスポーザーとはいったい何なんなのでしょうか？
ディスポーザーとはキッチンの排水溝に設置する設備のひとつで、生ごみを粉砕してディスポーザー専用の処理装置を経由させて下水へと流す設備のことを言います。
今まではキッチン周りの生ごみの処理は、シンクの三角コーナーやゴミ箱に直接捨てるなどの方法で溜め置き、燃やせるごみの日にまとめて出すというのが当たり前でしたが、ディスポーザーが設置されていれば、生ごみをディスポーザーに投入することでそのまま処分ができます。
本日は、ディスポーザーのメリットとデメリットについてお話していこうと思います。
◆ディスポーザーのメリット
次に、ディスポーザーのメリットについてお話していこうと思います。
・生ごみを溜め置かなくてもよくなる
上述のとおり、ディスポーザーがあれば、多くの生ごみを溜め置かなくてもよくなります。
水分を含んでいるため、どうしても重くなりがちな生ごみですが、生ごみが減るということは、燃やせるごみも軽くなります。
・悪臭や害虫を減らせる
生ごみは悪臭や害虫の発生源となります。
ディスポーザーがあればその場で生ごみを処理できるので、悪臭や害虫も発生しにくくなります。
・シンクの掃除が楽になる
生ごみは上述のとおり、悪臭や害虫の発生源となりますが、同時にカビやぬめりなどの発生源にもなります。
生ごみが無くなれば、カビやぬめりも発生しやすくなり、清潔さを保てますし、掃除も楽になります。
◆ディスポーザーのデメリット
便利なディスポーザーですが、メリットばかりではなく、デメリットもあります。
続いて、ディスポーザーのデメリットについても見ていきましょう。
・水道代や電気代が高くなる
ディスポーザーを動作させるには、水と電気を使用するため、水道代や電気代がかかります。
1日3回の使用でおおよそ毎月数百円～1,000円程度がかかってくると言われています。
・メンテナンス費用がかかる
上述のとおり、ディスポーザーは粉砕した生ごみを専用の処理装置を介して下水に流しています。
そのため、処理装置には定期的なメンテナンスが必要となり、メンテナンス費用がかかる場合が多いです。
・騒音が発生する
ディスポーザーは作動する際に、生ごみを粉砕するためのミキサーが作動します。そのため、機種にもよりますが、予想以上に大きな音が発生することがあります。
洗濯機などと同様に深夜の使用は控えた方が良いですしょう。
◆ディスポーザーを使用する際の注意点
ディスポーザーのメリットとデメリットをお話してまいりましたが、ディスポーザーには生ごみであれば何でもかんでも投入しても良いわけではなく、以下のようなものを投入すると粉砕できなかったり、詰まりや故障に繋がりますので注意が必要です。
・固い物は投入しない
貝の殻や、お肉の骨、カニの殻など固い物は粉砕できませんので投入しないように注意です。
・繊維質の物は投入しない
とうもろこしの皮やタケノコの皮など繊維質な物を投入してしまうと、ミキサーに絡まりやすいので注意しましょう。
・油脂類は投入しない
大量の油などの油脂類も流さない方が良いでしょう。油脂類をながしてしまうと処理装置に悪影響をもたらす可能性があります。
・生ごみ以外の物は投入しない
当たり前ですが、生ごみ以外の物も投入しないようにしましょう。食品以外に食器類やお箸、ラップなどを流してしまうとディスポーザが損傷する恐れがあります。
◆まとめ
本日はディスポーザーについてお話ししました。
ディスポーザーは設置する際の費用が高額だったり、特別な共用設備が必要であるため、まだまだ設置されている物件は多くはありませんが、一部の分譲マンションや高級マンションに設置されていることもあります。
生ごみを下水に流すために様々な処理を行う必要があるほか、自治体によっては規制などがある場合もありますので、まだまだ普及はゆっくりと進む形になるかと思いますが、ゴミを減らすという意味では効果的でもありますので、今後様々な補助金などが出ることで普及していくかもしれません。
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