◆重要事項説明で出てくる造成宅地防災区域とは?
賃貸で物件を借りる前の重要事項説明の際に「造成宅地防災区域」について説明を受けたことがあるかと思います。
造成宅地防災区域・・・言葉が難しいですよね。
造成宅地防災区域とは、造成された一団の宅地のうち、地震等によって地盤の滑動などの災害が発生する恐れが大きいと指定される区域のことを言います。
造成宅地防災区域内に作られた住宅の所有者は災害防止のための擁壁等を設置するなどの義務を負うほか、都道府県知事等が、造成宅地防災区域内の住宅の所有者に対して、災害の防止のため必要な措置を講じるよう勧告や改善命令を行うことがあります。
この造成宅地防災区域は賃貸物件の重要事項説明の際にも説明が必要な事項となります。
◆具体的にはどんな土地?
上述のような説明を受けても、なかなか具体的に理解が難しいですよね。
私も最初の頃は造成宅地防災区域のことをよくわかっていませんでしたが、土地の傾斜を平らにするために高いところの土砂を削り取る「切土(きりど)」をしたり、同じく土地の斜面や谷などを平らにするために土を盛る、「盛土(もりど)」をした土地や、高低差のある土地に設けられる「擁壁(ようへき)」が設置された土地などを指します。
簡単には、地震などで地滑りなどの災害が発生する恐れがあるの土地と覚えておくと良いでしょう。
なお、切土や盛土がされている土地が全て造成宅地防災区域ではないという点には注意が必要です。
◆造成宅地防災区域かどうか調べるには?
造成宅地防災区域かどうかを調べたい場合はどのようにすればよいのでしょう?
造成宅地防災区域かどうかを一番簡単に調べる方法は都道府県や市区町村などの自治体のホームページを参照するのが簡単です。Googleなどの検索エンジンで「東京都 造成宅地防災区域」や「江東区 造成宅地防災区域」で検索してみると良いでしょう。
また、その都道府県や市区町村に電話などで直接問い合わせてみるのも一つの手です。
なお、不動産取引の際の重要事項説明では上述のとおり、造成宅地防災区域かどうかは説明する内容となっていますので、不動産会社のスタッフに聞いてしまうのも良いでしょう。
◆まとめ
本日は造成宅地防災区域についてお話ししました。
災害のリスクがあるなど、気になる造成宅地防災区域ですが、全国的には指定されているエリアはそんなに多くはありません。
なお、重要事項説明時には様々は難しい言葉が結構出てくるかと思いますし、様々な内容について説明を受けるかと思いが、アブレイズコーポレーション東京駅本店では、そんな重要事項説明での説明事項についても以前に記事にしていますので、以下のリンクよりご参照ください。
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