◆アパート記念日とは?
毎年、11月6日は「アパート記念日」に制定されています。
これは、1910年(明治43年)、東京・上野に日本初の木造アパート「上野倶楽部」が完成したことから制定されました。
アパートなどの集合住宅と言えば、戦後から本格的に建設されてきたと個人的に思っていたのですが、明治時代には既に建設されていたということに驚きです。
また、この「上野倶楽部」ですが、木造5階建て・全70戸という木造としてはかなり大きな建造物であったそうです。現在の木造建築では2~3階建ての建物が多いので、これにもびっくりしてしまいました。
◆上野倶楽部は残念ながら焼失
この歴史ある上野倶楽部ですが、洋風の賃貸アパートだったそうで、洗面所や浴槽は共同だったそうです。
日本人のみならず、フランス人など海外の方も住み隆盛を誇っていたようですが、残念ながら東京大空襲の際に焼失してしまったようです。
木造の建物なので、空襲を免れたとしても耐用年数を迎えていたでしょうが、歴史的な遺産としてもう少し何かしらの保存が試みられていたかもしれませんね。
◆マンションとアパートの違い
マンションとアパートに明確な違いがあるわけではありませんが、不動産業界的にはその構造や規模からざっくりとマンションとアパートで分別していることが多いです。
鉄筋コンクリート造(RC造)、鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)、鉄骨造(S造)をマンション、木造や軽量鉄骨造をアパートと区別することが一般的です。
「上野倶楽部」は木造5階建てのアパートとなりますが、上述のとおり、規模としては2~3階建ての建物が多いので、上野倶楽部はかなり大型の木造建築物であったということになります。
なお、以前にマンションとアパートの違いについては記事にしていますので、詳細は以下のリンクをご参照ください!
◆木造を見直す動き
現在、マンションとアパートではどちらかというとマンションの方が人気があるという風潮です。
これは、マンションの方が耐火性・防音性が高く、また、規模の大きな建物を建築できるため、共用部分の設備が充実していることが理由かと思います。
とはいえ、木造の建物は通気性が高く、空気が循環するため湿気にも強いことがあげられます。また、木造ならではの「ぬくもり」を感じられたりと大きなメリットもあり、最近では、建築技術の向上により木造の高層建築物も建築できるようになってきているそうで、横浜に地上11階建ての木造建築が建造されたり、2025年には地上17階建ての木造建築が建造されるそうです。
◆まとめ
アパート記念日から日本の木造建築について見てみました。
正直言うと、木造と言えば3階ぐらいまでの高さの建物しか作れないと思っていたので、そのパイオニアである上野倶楽部が5階建てであったことはもちろん、また、最近では11階建ての木造建築も作られていることにびっくりしてしまいました!
今のところ、これらの建物はオフィスビルですが、今後は賃貸住宅にも登場するかもしれませんね!
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