◆賃貸業界の繁忙期
例年、1月〜3月は賃貸業界では繁忙期となります。
これは4月に就職、転職、転勤、進学などで新生活を始められる方が多いことが理由となっていて、この時期は賃貸物件の需要が増えて、募集物件も増えますが、それに比してお部屋探しをする人も多くなるため、良いお部屋はすぐに申し込みが入ってしまうなど、争奪戦のような状況になりがちです。
例年は1月〜3月ですが、ここ数年はそのような争奪戦のような状況を避けようと考える方が多くなってきており、繁忙期は少しはじまるのが早まってきており、12月の中旬頃からお部屋探しを開始する方が多くなってきています。
◆繁忙期の状況
繁忙期は上述のとおり、お部屋探しをする方が非常に多くなるため、人気のある物件はどんどんと申し込みが入っていってしまいます。
内見に行って気に入った物件があったから、さあ申し込もうとなっても、申し込み手続きをしている間に他の方から申し込みが入ってしまう・・・なんていうことも日常茶飯事に起こります。
これはそれだけこの時期にお部屋探しする需要が集中することを物語っているのかもしれません。
◆家賃などの条件は上昇傾向に
繁忙期は賃貸物件の需要が高く、入居者が決まりやすい状況となるため、オーナーさんや貸主も強気となります。
この時期は、家賃や初期費用などの賃貸条件は閑散期に比べると高く設定される傾向にあります。
また、今までは礼金0で募集していた物件やフリーレントが付いていた物件も礼金がついたり、フリーレントが削られたりと募集条件が見直されることも多くありますし、家賃の値下げや初期費用の値下げなどの条件交渉もこの時期は交渉しづらい時期となります。
貸し手側が強い貸し手市場になのが繁忙期と覚えておくと良いでしょう。
◆募集物件は多くなるが流動的
4月からの新生活に向けて、お部屋探しも多くなりますが、当然のことに賃貸物件の解約も多くなります。
そのため、募集される物件は非常に多くなります。
多くの物件から探したい・・・という方にはまさにいちばん物件が多い時期なのでピッタリと言いたいところですが、上述のとおり人気物件はすぐに埋まってしまうので、ゆっくりと選びながらお部屋探しをするという方にはあまりおすすめできません。
どちらかと言えば、しっかりとお探しのお部屋の条件が固まっていて、なおかつ決断力がある方の方がこの時期のお部屋探しは向いているかもしれません。
供給数が多くても、それを超える需要があるため、多くの物件から色々と見て探して、検討したいという方は後で「前回内見したこの物件に申し込もう」となってもすでに申し込みが入っている・・・なんていうことがほとんどなので、あまりおすすめできません。
◆ゆっくり探したいならお早めに
繁忙期であってもゆっくりとお部屋探しをしたい、まだ探している条件が定まりきっていないんだけど・・・と言った場合は早め早めにお部屋探しをにしましょう。
12月中であれば、繁忙期が始まったとは言え、まだまだ序盤戦。
年明けよりはまだゆっくりお部屋探しが可能です。
少しでも多く物件を見たいという場合はできるなら年内にはお部屋探しを始めるようにしてみてください。
また、年明け以降にお部屋探しをするのであれば少しでも早く始めることが秘訣です。
引越し時期が高くなってからお部屋探しをすると、それこそ余裕がなくバタバタとしたお部屋探しとなってしまいます。
◆先行申し込みや先行契約も検討を!
繁忙期にお部屋探しをする場合、特に早めの時期からお部屋探しを開始した場合は、退去前の物件も考慮に入れてお部屋探しを進めていくようにしましょう。
退去前の物件は「先行申し込み」や「先行契約」ができる物件があります。インターネット上で気に入った物件があったが退去前だったが先行申し込みや先行契約を受け付けている・・・というような場合があれば、そのような物件をうまく考慮に入れることで、余裕のあるお部屋探しが可能です。
なお、先行申し込みと先行契約の違いは以下のとおりです。
先行申し込み
先行申し込みとは、室内のご内見前に入居審査を進めておき、実際に内見をして意思決定してから契約に進むという方法です。万が一、内見して気に入らなくてキャンセルした場合でもキャンセル料等はかかりません。なお、申込書への情報記入や身分証の提出などは必要となりますし、先行申し込みでも入居審査を先に進めていく場合が多いです。
先行契約
先行契約とは、室内のご内見前に入居審査だけでなく契約まで進めるという方法です。もちろん、初期費用の支払いも内見前に行います。この場合は内見後にキャンセルした場合も通常解約と同じ扱いになってしまうため、費用の持ち出しが発生しますので注意が必要です。なお、相場に比べて安めの家賃で募集されている物件に多い傾向があります。
なお、先行申し込みや先行契約については以前にも記事にしていますので、以下のリンクより詳細をご参照ください。
◆急な引越しが決まったら
ゆっくりお部屋を探せるのであればいいのですが、急に引越しが必要となってしまう場合もあるかと思います。
その場合は、どうすればよいのでしょうか?
引越しまで1ヶ月程度時間があるならまだよいですが、1ヶ月を切っている場合は引越し時機が近づいていれば近づいているほど、早めに不動産会社に引越し時機を伝えて、相談してしまった方が良いでしょう。
募集している物件には即入居可能な物件、内見はできるが清掃や現状回復工事前の物件、上述のように退去前の物件と様々な状態で募集されています。
募集されている物件のすべてが即入居可というわけではないので、逆に不動産会社に相談して引越し時機に間に合う物件を提案してもらった方が良いでしょう。
なお、即入居可の物件については以前に記事にしておりますので、以下のリンクよりご参照ください。
◆まとめ
本日は2023年の繁忙期の傾向についてお話してきました。
繁忙期は物件の動きが速くなるからこそ、お探しの条件はしっかりとまとめておいた方が有利にお部屋探しを進めることができますので、しっかりと考えをまとめておきましょう。
また、早めにお部屋探しを開始することで、先行申し込みや先行契約の物件も視野に入れながらお部屋探しをすると気持ちも余裕を持ってお部屋探しが可能です。
引越し時機が近くなれば近くなるほどお部屋探しが難航して、どんどん焦りが生じてうまくいくものもいかなくなってしまいます。もちろん、急な転勤などもありますので、そのような場合は仕方がありませんが、余裕を持って探すことが大切です。
アブレイズコーポレーション東京駅本店では繁忙期も皆様のお部屋探しを全力でサポートしています。
皆様のご条件を聞きながら丁寧にご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。
なお、アブレイズコーポレーション東京駅本店ではお部屋探しのコツや暮らしに関するブログをアップしていますので、以下のリンクよりぜひご参照ください。
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