こんにちは！アブレイズ編集部です。今回は、お部屋探しに役立つ情報をお届けします。あなたは、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）という言葉を聞いたことがありますか？ZEHとは、エネルギー収支をゼロ以下にする家のことで、省エネで快適な住まいとして注目されています。この記事では、ZEHのメリットや仕組みについて分かりやすく解説します。ぜひ参考にしてください！
ZEHとは？
ZEHとは、Net Zero Energy House（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の略で、「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味になります。つまり、家庭で使用するエネルギーと、太陽光発電などで創るエネルギーをバランスして、1年間で消費するエネルギーの量を実質的にゼロ以下にする家ということです。
ZEHは、以下の3つの要素で構成されています3。
✅外皮性能の向上：断熱材や窓などの外壁や屋根の性能を高めて、熱の出入りを抑えることで、冷暖房の負荷を減らします。
✅設備性能の向上：高効率な給湯器や空調機器などを導入して、エネルギー消費量を抑えます。
✅再生可能エネルギーの導入：太陽光発電や太陽熱利用などを活用して、自家発電や自家消費を行います。
ZEHのメリット
ZEHに住むメリットはたくさんありますが、ここでは代表的な5つを紹介します。
1.快適な居住性
ZEHは、外皮性能が高いため、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を保つことができます。また、設備性能が高いため、空気の清浄化や湿度調整なども行えます。さらに、再生可能エネルギーを利用することで、停電時でも一定時間電気や給湯が使える場合があります。
2.光熱費の削減
ZEHは、省エネルギーと創エネルギーの両方でエネルギー消費量を抑えることができます。そのため、光熱費が大幅に削減できます。例えば、ZEHの平均的な光熱費は、一般的な住宅の約半分以下になると言われています。
3.資産価値の向上
ZEHは、国が推進するBELS（ベルス：建築物省エネルギー性能表示制度）という制度で、高い評価を受けることができます。BELSは、住宅の省エネ性能を評価するもので、5段階の星マークで評価が表示されます。星が多いほど評価が高く、住宅の資産価値も上がります。将来、住宅を売却する際にも、ZEHは高値で売れる可能性があります。
4.各種の補助金制度
ZEHを新築したり、ZEHにリフォームしたりすることによって、政府からの補助金を受けることができます。例えば、国土交通省が実施している「ZEHビルダー等支援事業」では、ZEHの新築やリフォームにかかる費用の一部を補助してくれます。また、地方自治体や電力会社なども独自の補助金制度を設けている場合があります。
5.環境への貢献
ZEHは、エネルギー消費量を抑えることで、二酸化炭素（CO2）などの温室効果ガスの排出量を減らすことができます。そのため、地球温暖化や気候変動などの環境問題に対する取り組みとしても有効です。ZEHに住むことで、自分の暮らしと同時に環境への貢献もできるというわけです。
ZEHの普及率と今後の見通し
ZEHは、環境にも経済にも優しい住宅として注目されていますが、現在の普及率はどのくらいなのでしょうか？そして、今後の増加予測はどうなっているのでしょうか？このセクションでは、ZEHの普及率と今後の見通しについて解説します。
ZEHの普及率
ZEHの普及率は、ハウスメーカーや工務店などが新築する注文戸建住宅のうち、ZEH基準を満たす住宅が占める割合で測られます。一般社団法人環境共創イニシアチブ（SII）が毎年発表している「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業 調査発表会」によると、2020年度の全国平均の普及率は25.19％でした。これは、2019年度の18.64％から6.55ポイントも上昇したことを示しています。
しかし、この普及率はまだ政府が掲げる目標には遠く及ばないものです。政府は、「第6次エネルギー基本計画」において、「2030年度以降新築される住宅について、ZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す」という政策目標を設定しています。また、「地球温暖化対策計画」では、「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上をZEHにすることを目指す」という目標も掲げています。これらの目標を達成するためには、さらなるZEH住宅の普及が必要です。
ZEHの今後の見通し
ZEH住宅の普及に向けて、政府や業界団体などが様々な取り組みを行っています。例えば、以下のようなものがあります。
・補助金制度：国土交通省や環境省などが、ZEH住宅を新築したりリフォームしたりする場合に補助金を交付する制度を実施しています。補助金額は55万円から140万円まで変動します。
・ZEHビルダー制度：経済産業省が、自社が受注する住宅のうちZEHが占める割合（ZEH化率）を公表するハウスメーカーや工務店などを登録し、屋号や目標値などを公開しています。2021年度からは、2030年目標の達成に向けて、2020年度のZEH供給実績に応じて、ZEH化率が50％以上または75％以上とする目標を設定しています。
・BELS制度：一般社団法人住宅性能評価・表示協会が定めた建物の省エネ性能を評価する制度で、5段階の星マークで評価が表示されます。ZEH住宅は高い評価を受けることができ、住宅の資産価値や売却時のプラス材料になります。
これらの取り組みによって、ZEH住宅の認知度や魅力が高まり、普及率も増加すると予想されます。また、2050年カーボンニュートラルの達成に向けて、環境に配慮した住宅への需要も高まるでしょう。ZEH住宅は、快適で省エネでレジリエントな住まいとして、今後も注目されることでしょう。
まとめ
この記事では、ZEH（ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス）の基本的な知識やメリットをご紹介しました。ZEHは、エネルギー消費量を抑えて快適な暮らしを実現する住宅です。ZEHに住むと、以下のようなメリットがあります。
✅居住性が高く、夏涼しく冬暖かい
✅光熱費が大幅に削減できる
✅資産価値が高く、売却時に有利になる
✅補助金制度やBELS制度などで支援を受けられる
✅環境にやさしく、CO2排出量を減らせる
ZEH住宅は戸建て住宅に多く、賃貸マンションへの普及はまだまだこれからですが、すでに取り扱いが始まっている賃貸物件もございます。アブレイズ・コーポレーションでは、全ての物件を『仲介手数料無料～半額以下保証』の手数料プランで、お部屋探しにかかる費用を大幅に抑えております。これは、他社と比較しても圧倒的にお得なサービスです♪賃貸・売買物件のご相談は、アブレイズ・コーポレーションまでお気軽にお問い合わせください！
以上、アブレイズ編集部でした。次回もお楽しみに！
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